Vol.2
ファミリーキャンプの達人直伝!
親子でキャンプ
武智さん親子
仕事や趣味に没頭しているパパが子育てに役立つ情報を伝授する「パパの子育て虎の巻」の2回目は松山市の武智さん親子。「ずっとやりたかったから」と3、4年前に始めたキャンプは四国内だけで50回を越え、今も月1回のペースでアウトドアを満喫しています。
しまなみ海道の離島でキャンプ中のご家族を訪ね、パパにファミリーキャンプのポイントを伝授していただきました。
- パパPROFILE
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- 38歳、会社員
- 暖(はる)くん(8歳)、咲(さく)ちゃん(4歳)のパパ
- Instagramアカウント
@__pom.camp__(外部リンク)
(1) ファミリーキャンプで役立つアイデア3選
キャンプと言えばテント! ペグ打ちのコツは?
- 手首のスナップを利かせて遠心力を使う!
- ペグと地面の角度は45度!
- ペグを抜くときはハンマーを引っかけて回す!
- POINT
- テントのロープを張るにはペグ(杭)が必須なことが多いですが、慣れてないとどうしても叩き方が小刻みなんですよ。
ハンマーを持つ手首のスナップを利かした方が遠心力で力が大きくなるからよく刺さりますね。
子どもが挑戦するときはケガをしないよう、ハンマーを持っていない方の手でペグを持たせないようにしています。
子どもの力でも2~3センチくらいは刺さるので、ペグを手で支えなくても大丈夫です。
また、ペグと地面との角度は45度が理想的だそうです。
ペグを抜くときもコツがあって、ペグは断面が四角なんですね。
まずはペグにハンマーを引っかけて回せば、周りの土が掘られて抜けやすくなります。
火おこしは、火吹き棒があるとないとでは大違い!
- 下の方が狙い目!
- 火吹き棒で効率的に空気を送る!
- POINT
- 火を起こしたり火力を上げる時には、ピンポイントで空気を送る火吹き棒があると便利です。
当然、炎は下から上へ向いて上がるわけですが、どこを吹くかによって燃え方が全然変わってくるんですよ。
下の炎を元気にしてやってどんどん上の木に引火させるので、なるべくしゃがんで下の方を吹くのがコツです。
その際に煙を吸わないように気をつけてください。
ウチの娘もそうだったんですけど、3歳くらいからできるんじゃないですかね。
伸縮式のものはかさばらないのでオススメです。
キャンプをさらに楽しく!武智家オリジナル!? 段ボール投げ!
- 木の棒に段ボールを引っかける!
- 段ボールを投げてキャッチボール!
- POINT
- これは、段ボールを木の棒に引っかけてひゅっと投げて、相手がまた木の棒で受け取るというキャッチボールですね。
コツは相手が受け取りやすいよう、しっかり上を向いて投げることくらいですかね。
段ボールをスイカに見立てた、スイカ割りもやってました(笑)
(2) キャンプを始めるには?
キャンプを始めたきっかけは?
パパ
「ずっとやりたかったんですよ。僕自身がもともと外遊びというか、身体を動かすことが大好きなので。
妻も幼少期からキャンプに行っていたので、自分たちの子どもにもそういうのさせたいよねという話をしていて」
ママ
「道具もある程度揃わないと始められないから、ちょっとずつ買い揃えて」
親子キャンプはお子さんが3歳から始めましょうという定説がありますけど?
パパ
「子どもが小さくても、キャンプが好きそうだったら始めていいと思います。
ただ、1歳くらいだったらずっと子どもについておかないと」
ママ
「3歳頃になるとおむつが外れるというのが一つありますね。
今はゴミ持ち帰りのキャンプ場が多いのでゴミの量が増えるし、夏場だと臭いや虫の対策もしないといけないから。
で、遊びの幅も広がる時期というか、いろんなことができるようになる3歳くらいが満喫できるかな」
キャンプ場を選ぶ際の基準は?
パパ
「子ども達が遊べるかどうか。あとは子連れなので、お手洗いに洋式便座があるかないかをチェックします」
道具を選ぶ際は?
ママ
「私たちは色味を統一したいというのがありますね」
パパ
「季節によって必要な道具も違うんで、行くタイミングで、その時必要なものをちょっとずつ増やしています。
あとは自分たちが好きか嫌いか。見た目とかでもそうですし、使いやすそうだなとか」
冬のキャンプに必要なのは?
パパ
「焚き火台と灯油ストーブと湯たんぽ。足もと冷えたらホント寝れないんで。
昔ながらのブリキ製湯たんぽが一番あったかいですね」
事前に準備するといいものは?
パパ
「子どもに、水に濡れるからダメ、汚れるからダメとかはあんまり言わないので、そのぶん着替えを多めに持って行きますね」
ママ
「サイレントタイムといって、夜間は明かりを落として静かな時間を楽しみましょうというキャンプ場のマナーがあるんですよ。
その時間は子どもが暇になるので、タブレットで映画を見せたりはしますね」
パパ
「本も持たせています。事前に本を選ばせて、ゴハンを作っている間や暇な時間に本を読ませています」
キャンプを楽しむコツは?
パパ
「ウチの場合はゴハンの時間を大事にしています。でも、3食全部頑張るのはしんどいんで抜くとこは抜くんですけど、そのかわり1食は子どもが喜ぶメニューにしたりとか」
ママ
「コツは頑張りすぎないことかな。現地ではなるべくいろんなことをしないですむように、事前準備をしておきます」
(3) キャンプの魅力とは?
キャンプの魅力とは?
パパ
「季節の移り変わりを感じることができる。季節の生き物だったり遊び方だったり食べ物だったり。
やっぱり外って一番四季を感じるから、そういう点ではすごく良いかなと」
ママ
「あとは図鑑に載ってる虫を見つけて、同じのがいるー! とすごく喜んだり。」
パパ
「ウチの子はもともと生き物が好きなんですが、キャンプに行けば、自分たちで虫探しに行ったりとか、そういうのがすぐにできちゃううえにずっと遊べる。
キャンプに行くのに移動時間もそうかからない。
夏は 夜に観察に行ったりするんですよ、そしたらセミが羽化するところを実際に見ることができたんですよ。
やっぱり実体験できるというのが一番の魅力かなと思います」
ママ
「見て触って、いろんな体験が積み重ねられる感じが学びにもつながってるかな。
それに今ってIHの時代なんで、直接火を見る機会がないじゃないですか。
それを直に感じられて、熱いんやな危ないんやなというのが自分で学べるんですよ」
キャンプ中にお父さんが前面に出る場面は?
パパ
「設営、撤収、焚き火。子どもたちが虫つかまえたいけど、怖くて触れない時はちょっとカッコいいところを見せたりはしますけど(笑)」
段ボール投げはお子さんたちがはじめたんですか?
ママ
「公園だったら滑り台は上がってから降りるというように遊び方が決まってるじゃないですか。
でも、キャンプ場では遊び方が決まってなくて、その子次第じゃないですか。
そういう遊びを続けてると、ああやって自分たちで生み出すんですよ」
パパ
「見守ることが大前提なんですけど、僕らで線引きをしない、限界を決めない。
この子にこれは危ない、それ以上できないとか、やめときなさいじゃなくて、見守りながらやらせてみる。
子どものやりたいという気持ちをなるべく優先させてますね」
ママ
「人に迷惑をかけない限りは、口出しもしないんですよ。
子どもの方から、これも使えることない? と勝手に持ち出して始めるんですよ」
(4) パパたちにメッセージ
キャンプに挑戦してみたいパパにメッセージを。
パパ
「敷居が高いというか大変というイメージがあるけど、最近は道具を全部貸してくれるキャンプ場もあるし、こだわらなければ百均でもある程度揃うので。
とりあえず一回体験してもらえれば。子どもと一緒になって一日遊べるのって、なかなかないと思うんで。
まぁ、大変なところもあるんですけど、それ以上に得るものが多いっていうのを知っていただけたら」
ママ
「まぁ、でも、案外思ったよりも気楽にできるかな」
パパ
「あと、夫婦で同じ熱量じゃないと。どっちかがあんまり乗り気じゃなかったら続かないかもしれないですね」
以上、今回はキャンプ大好きパパによる、ファミリーキャンプのポイントをご紹介しました。
ぜひ、参考にしてみてください!
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