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パパの子育て

vol.10

いいものを見たり感じたりというのが、
この子たちのプラスになれば徳田さん親子

宇和島市の徳田さん親子のパパは創業80年近い理容店の3代目。松山市内で10年以上修行を積んで、4年前にUターン。高校時代からHIP HOP/R&Bが大好きで、松山にいた頃も、元ネタを求めてレコードを買い漁る日々。お店にレコードプレーヤーを設置するも、お客さんからは反応なし。しばらくして、地元商店街のマルシェで自身のコレクションを販売したのを機に、音楽の輪が一気に広がり、今では散髪ついでにレコードを購入されるお客さんも。徳田さんは「それまでは音楽を自分の中で消化してたんですけど、いろんな人とのつながりが欲しかったんですね」と、当時を振り返ります。お店はレトロとモダンが入り交じった雰囲気で、長男の湊大くんは愛犬マリンとともに元気に走り回っています。

徳田さん親子

パパPROFILE
もくじ

父の背中から学んだこと

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お店でかけているレコードに息子さんが反応することはありますか?

「レコードの音に、というよりも、くるくる回る黒い皿から音が出る、あの感じが不思議みたいです。レコードを手で動かしてスクラッチみたいに音がキュッキュッと鳴ったりというのは面白がって、たまにやってますね」

今も現役で腕をふるうお父様から、父親として、また、理容師として学んだことは?

「ウチのおやじはヨットが大好きなんですよ。高校生の時から小さいヨットに乗ってて、僕も子どもの頃から乗せてもらっていたんですよ。パソコンも得意で、出始めの頃から自分で勉強して、今では直したりもできるんですよ。趣味をとことん究めたり、追求すると、同じような趣味の人と友だちになるじゃないですか。さまざまな業種の人と関わりを持っているのを見て、自分もいろんなつながりを持てば人生としても楽しいし、店のお客さんにもつながる。僕も楽しみながら、とことん追求していこうかなというのはありますね。そういう意味では、父親の背中をよく見させてもらっていますね」

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徳田さんも子どもの頃は店内を走り回っていた?

「50年、60年来のお客さんが息子を見て「おまえもあんなんやったのう。店の中を走り回っていたのう」と(笑)。僕もそこまでちっちゃい頃のことは覚えてないんですけど」

仕事中にお子さんが走り回るのは気にならないですか?

「よっぽど邪魔せんかぎりは別にいいんですけど。たまにほうき持って、掃除するフリをすることもあるんですよ」

地域の方々がお子さんたちを見てくれているようなところはないですか?

「近所のおばちゃんとかもよく面倒を見てくれてます。このへんは子どもが少なくて、町内でウチの子の同年代はほとんどいないんですよ。すごいかわいがってもらってるかな」

お子さんのことも気にかけることができるし、安心ですよね。

「妻は隣で女性専用の理容店をやっているんですよ。子どもたちは僕らが働いている姿も見てくれるし、いい環境かなと思います」

妹に嫉妬する長男にパパは!?

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家事や育児は積極的に参加されていますか?

「炊事洗濯とかはばぁばがけっこうやってくれてるので、基本的には、おむつ替えだったりお風呂入れたり寝かしつけたり一緒に遊んだりくらい。これやってるぞみたいに、堂々と言えるようなことはないんですけど(笑)」

お話聞いてるとご両親を含む6人でひとつの家族という形なんですかね?

「そんな感じですね。役割分担しとるわけじゃないんですけど、勝手にそうなってるというか」

じゃあお子さんもそんなに手はかからない?

「いや、手はかかります(笑)。基本泣き虫で甘えん坊なんで。そういうところで大変な時はありますけどね。犬に手出しして甘噛みされて、泣いてるというのはほぼ毎日です(笑)」

(笑)。湊大くんが充咲ちゃんに初めて対面した時はどんな感じでしたか?

「不思議そうな感じでしたね。とりあえずじーっと見て、指で顔をツンツンして、にやにやしていました(笑)。今は僕らが“触ってあげて”とか“よしよしして”と言わんと、触らないですね。基本的に干渉しないというか、自分からかわいがりに行くことはあんまりないかな」
ママ「まだまだ自分自分やから(笑)」
「ママが充咲を抱っこしとったら、僕を抱っこしてと言わんばかりに“下ろして”と怒ったりとか。やっぱり嫉妬みたいなのはありますね」

そういう時はどうされるんですか?

「いつも息子の言うことを聞くわけでもないです(笑)。もっと甘えるようになってしまうので、そこはけじめをつけてます」

お兄ちゃんとしての自覚はまだそんなに?

ママ「あんまりないねぇ(笑)。人に会うたびに“この子はみさきちゃんよ”とか“ママのおなかから生まれたんよ”とはいつも言いよる」
「ママのおなかから出てきたことは理解しとるよね」

子育て中の面白エピソードはありますか?

ママ「なんか静かだと思ったら、まりん(犬)の家に一緒に入って遊びよったことが」
「あとは宇和島あるあるで、みかんの食べ過ぎで手と足の裏がびっくりするくらい黄色に」

パパの想い

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子育てする上でこだわっている部分はありますか?

「最近とにかく、ありがとうを言えるようにしたいなと思って。事あるごとに、ありがとうは言わせるようにはしてます。今日もハンバーガーショップに行ってたんですけど、これ誰に買ってもらったん? と聞いたら“ママ”。じゃあママにありがとう言おうか。そういうのをちょこちょこ。もちろん、ごめんなさいも言えるようにならんといけんけど、まずありがとうの方かなと思ってます」

子育てするうえでのポリシーは?

「やっぱりいろんなものを見せたり、いろんなところに行ったり、一緒に楽しんだり。たぶん他の人以上に、してるだろうなという自信はあるんですよ(笑)。宇和島は魅力的なお店がけっこうあるし、魅力的な人もいる。この人面白いなと思ったらお店に行って、撮った写真をインスタとかに上げるんですよ。いいものを見たり感じたりというのが、この子たちのプラスになるかな。僕もいろんな人としゃべるのが、ただ単に楽しいんですよね。宇和島は地元愛の深い人がいっぱいいるので」

湊大くんの一言

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湊大くんは何するのが好き?

「グミ食べるのと動画を見ること」

お外だと?

「はたらくクルマを見るのが好き。クレーン車とか消防車救急車電車。YouTubeではプラレールとか」

ありがとうございました。

パパが「周りをすごい笑顔にしてくれる元気印ですね」と言うだけに、湊大くんは取材が終わると、ランニングバイクでさっそうと自宅前の道路へ。すると、向かいのこいのぼり屋さんの奥様はわざわざ扉を開けて「うまく乗れるようになったねー」と、声をかけてくれます。ご家族はもとより、地域のつながりがお子さんを育んでいることを実感しました。

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