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マタニティライフ

妊娠初期のプレパパ

  • ママのイライラをうけとめる

     この時期のママは急な体調の変化にビックリしています。誰よりも早く、ママの変化に気づいてあげられるパパでいてくれるとこれからの妊娠生活も助けられます。

  • 食事の支度や片付けの手伝い

     ママが体調が悪くて、なかなか思うように家事ができない日もあるかもしれません。お皿を洗ったり、朝ご飯だけは自分で作ってみてはいかがでしょうか?
     「パン焼くから一緒に食べる?サラダ買ってこようか?」なんて、声をかけてもらえると嬉しいものです。
     パパとして、今後の生活をイメージしながら、できることは練習して上手になっていきましょう。

  • お酒・たばこ・ママの苦手な食べ物は家では控える

     急にお酒が飲めなくなったり、苦手な食べ物や匂いが増える時期なのです。ママや赤ちゃんが落ち着いてすごせるように協力をしてくださいね。
     ママばかりが我慢して、喧嘩になるなんてことがないようにしましょう。これを機会にパパも少しずつ一緒にやる習慣を身につけましょう。

  • 早く家に帰りましょう

     なるべくママと一緒にいれる時間を作ることが、二人でパパとママになっていく秘訣です。遅くなる時には、必ず連絡をしたり、早く帰って喜ばせてあげたりと、ママの心配をしていることをパパもアピールしましょう。

待望の赤ちゃんを授かり、期待に胸が躍ります。
しかし、多胎児妊娠が分かった時には、やはり不安が大きいものです。

多胎児妊娠について

多胎児妊娠は、どのように違うのでしょうか?
 多胎児妊娠は、大きく「一卵性」と「他排卵性」とに分けられます。また、「一卵性多胎児」が誕生する場合もあります。一卵性の多くは一卵性双子で、1つの受精卵が2つに分離してできるもので、性別は同じになります。他排卵性では、別々の精子と卵子が受精してできた受精卵が、同じ子宮内で誕生したものです。この場合は、異性の場合もあります。妊娠8週目頃には、多胎児妊娠の診断ができます。最近では、排卵誘発剤の増加などにより、多胎児妊娠をする割合も増えています。
多胎児妊娠の割合は?
 日本での多胎児の割合は、母親1000対6回(一卵性:1000対4回、二卵性1000対2回)程度になっています。最近では、不妊治療の影響を受け、異性双子の数が20年で4倍近くに増加してはいるものの、まだまだ日本は国際的に見ても、多胎児の出産の割合は決して多い方ではありません。多胎児妊娠は、母体に与える影響や負担も非常に大きくなります。さまざまなリスクを事前に知っておくことで、備えられることや予防できることもあります。
母子健康手帳の交付を受けましょう
 妊娠が分かったら、住民票のある市町への届け出をし、「母子健康手帳」の交付を受けます。その際には、「妊娠届」が必要になります。多胎児妊娠の場合にも、単胎児妊娠の場合と手続きに大きな違いはありませんが、胎児の人数分の母子手帳の交付が必要になりますので、注意しましょう。
早めの入院準備と休息が必要です
 単胎児妊娠に比べ、多胎児妊娠の場合には、母体や胎児へのリスクも多くなります。いつ状態が変化するかわかりません。そのため、急な入院が必要になることも多くなります。妊娠が分かったら、早めに入院準備を整えましょう。
また、仕事をしているママは、母体への負担を考慮し、単胎児妊娠の方に比べて産休期間も長くなっています。さらに、体調によっては、急に入院をしなければならないこともありますので、事務的な手続きも早めにすませておきましょう。おなかの張りを強く感じる方も多いため、ゆっくり休息できる時間を確保するようにしましょう。
毎日の生活や食事面で注意することは?
 多胎児妊娠の場合には、さまざまな器官や血管などにかかる負担もより多くなります。また、妊娠高血圧症候群になるリスクも高くなってしまいがちです。毎日の生活や食事面に気をつけながら、それらの症状を予防しましょう。
カロリーや塩分、脂肪の取り過ぎには、注意が必要です。体重管理をきちんとしましょう。また、過度なストレスは避け、毎日できる限りゆったりと過ごすようにしましょう。
早産の危険や帝王切開の必要について
 多胎児妊娠の場合には、子宮が急速に大きくなり、おなかも張りやすくなります。また、切迫早産や早産の危険も高まりますので、早期に入院、出産しなければならないこともあります。妊婦健診の頻度も、単胎児妊娠の方に比べると、多くなる病院がほとんどです。また、管理入院など、妊娠の状態や母体の症状によっては入院の必要性も高まります。単胎児の妊娠期間は、一般的に「十月十日(とつきとおか)」とも言われますが、多胎児妊娠の場合には、妊娠期間が短くなる場合が多くなります。また、通常分娩が困難になる場合も多く、帝王切開の必要性も増えます。
帝王切開になる可能性が高い妊娠は、「胎児が頭位であること」「妊娠32週以降であること」「赤ちゃんの体重が大きい場合」などです。不安なことや心配なことは、産婦人科医に積極的に相談して、できるだけ心配を取り除きましょう。
胎児の生育環境について
 多胎児妊娠の場合、母体での子宮内生育環境は、単胎児妊娠よりも狭い空間にならざるをえませんので、胎児の栄養面や発育面でも制約されてしまうことも多くなります。そのため、出生体重が低めになってしまうことも多くなります。
低出生体重児の割合は、単胎児妊娠よりも、多胎児妊娠の方が高くなります。低出生体重児の場合には、出生後にNICU(新生児集中治療室)などのケアが必要になってくることも考えられます。環境が整っている病院での出産のため、転院の可能性も出てきます。

「予定日を過ぎても月経がこない」
妊娠に気づきはじめる頃です。

ママと赤ちゃんの体の変化

 妊娠すると子宮や胎盤を形成し、妊娠を維持するために女性ホルモンが大量に分泌されるようになります。身体が熱っぽくてだるかったり、ホルモンバランスが急激に変化するなど体に様々な変化が起こります。

DATA
赤ちゃんの身長:約1~2㎝
赤ちゃんの体重:約1~4g

月経の遅れから妊娠かも?と気づき始める頃です。体内では妊娠を継続させるためにhCGホルモンが分泌されるようになり、妊娠検査薬が陽性反応を示すようになります。ただし、分泌量が少ないと妊娠検査薬は反応を示さないので、妊娠しているかを確実に調べたい場合は生理予定日の1週間後にあたる妊娠5週目まで様子を見ましょう。妊娠検査薬で陽性反応を確認した後、産婦人科のエコー検査で胎嚢と心音が確認できれば妊娠が確定します。

月経周期が規則的な人の場合は予定月経が1週間以上遅れた時、基礎体温をつけている場合は高温期が14日以上続いた時、妊娠と思っていいでしょう。市販の妊娠検査薬で診断できますが、早めに産婦人科できちんと妊娠診断を受けましょう。

ママの体内では、赤ちゃんを育てる活動がスタートし、妊娠を知らせる兆候が現れてきます。熱っぽい、体がだるい、眠たいなど、風邪かなと思う症状があったり、妊娠特有のホルモンの影響で、乳房が張ったり、チクチクするような痛みを感じたりする人もいます。個人差はありますが、妊娠5~6週ごろからつわりが始まり、おなかがすくと吐き気を感じたり、食欲がなくなったりします。妊娠6週ごろから超音波検査で胎児心拍を確認できるようになります。

大切なことこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう。出産に向けてママになる準備をしましょう。

  • 妊娠検査薬で妊娠を確認する

     予定月経が4日~1週間遅れたころに「妊娠かな?」と気づく方が多いようです。市販の妊娠検査薬で調べてみましょう。

  • 産婦人科について調べる

     自宅や職場の近くにある産婦人科について情報を集め、受診する病院を決めましょう。
    えひめ医療ネット(リンク)

  • 産婦人科を受診する

     妊娠検査薬で陽性反応が出た場合でも、早めに産婦人科できちんと診断を受けましょう。

  • 禁煙しましょう

     タバコに含まれるニコチンで、酸素や栄養が赤ちゃんに十分届かなくなってしまいます。流産や早産の原因にもなるので、妊娠を機に禁煙しましょう。

  • お酒を控えましょう

     大量の飲酒は赤ちゃん発育に悪い影響が出てしまいます。また低体重出産の原因にもなるのでやめましょう。

  • 疲れやストレスをためない

     流産の多い時期なので注意が必要です。出血や腹痛などの異常があれば、すぐに受診しましょう。

  • 産婦人科チェックリスト

    産婦人科チェックリスト

    病院の特徴や料金を書き込んで比較できます。

    PDF

  • Maternity Diary

    Maternity Diary

    プレママ期の記録とエコー写真を残せます。

    PDF

ママは、自分の身体の変化に戸惑いを感じるとき。
つわりの症状が続くとなおさらですね。

ママと赤ちゃんの体の変化

 妊娠前と比べて子宮は少しずつ大きくなって、この時期には、握りこぶしぐらいの大きさになります。おなかはほとんどふくらんでいませんので、まだ、他の方には妊娠に気が付かない時期でもあります。

DATA
赤ちゃんの身長:約9㎝
赤ちゃんの体重:約30g

足の付け根あたりがキリキリと痛むことがあるかもしれません。これは子宮が成長するにつれて、子宮と骨盤の間の靱帯(じんたい)が引き伸ばされるためです。ママの体内では、妊娠を維持するホルモンがいちばん多く分泌されます。

つわりは8~9週をピークにもう少し続く方が多いでしょう。症状の程度や期間は、個人差がありますが、症状が強い時はがまんせずに産婦人科に相談してみましょう。

赤ちゃんは、9週以降は人間らしい形に進化して「胎児」と呼ばれるようになります。体や内臓などの器官ができて、8週を過ぎると中枢神経と心臓の原型が完成します。9~10週で正常な胎児心音が確認されます。流産のリスクは少なくなりますが、胎盤が完成するまでは油断できません。もし、出血や下腹部痛など流産の徴候があったら、すぐに受診しましょう。

大切なことこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう。出産に向けてママになる準備をしましょう。

  • 母子健康手帳を受け取る

     住民票がある市町の担当窓口で妊娠届を提出し、母子健康手帳をもらいましょう。

  • 体調を崩して薬が必要になったら医師に相談

     おなかの赤ちゃんに影響する場合があるので、市販薬を安易に飲んではいけません。

  • レントゲン撮影に注意する

     内臓を撮影する時はもちろん、歯のレントゲンにも注意して、必ず妊娠していることを伝えましょう。

  • ワーキングマザーは妊娠したことを職場に報告する

     妊娠が確定したら職場に報告しましょう。上司や親しい同僚に伝えると仕事や人間関係がスムーズです。

  • 体を冷やさないようにする

     体が冷えると子宮への血液の循環も悪くなります。靴下やストールなどを利用して、どこでも快適に過ごせるような工夫をしましょう。

  • 食事はおなかが空く前に食べる

     つわりもピークです。空腹になると吐き気が強くなるので、食べられるものを少しずつ食べましょう。

身体の変化は赤ちゃんのため。
赤ちゃんを守るためにママの体が変化をしているのです。

ママと赤ちゃんの体の変化

 ママの身体とおなかの赤ちゃんの変化がわかっていると、安心できることも多いものです。不安なことは聞いてみたりしてのんびりゆったりマタニティライフを過ごしましょう。

DATA
赤ちゃんの身長:約16㎝
赤ちゃんの体重:約100g

この時期には、子宮は子どもの頭ぐらいの大きさになり、腹部のふくらみは外からもわかるようになります。妊娠14週ごろには、ママと胎児を結ぶ命の絆、「胎盤」が完成します。赤ちゃんは体の基礎ができあがり、ママから胎盤に届く栄養素や酸素を臍帯(へその緒)を通してもらえるようになり、グングンと成長していきます。いらない老廃物の処理も、胎盤を通して行われるようになり、胎盤の完成とともに、流産のリスクも少なくなります。

ママはつわりが落ち着いて、食欲が増してきますので、食べ過ぎには注意しましょう。体重管理のためにも適度な運動は必要ですが、産婦人科医の許可を受けてからにしましょう。病院のマタニティビクスやスイミングなどの教室に無理のない範囲で参加するのはいいかもしれませんね。産後の「友だちづくり」の機会にもなります。

大切なことこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう。出産に向けてママになる準備をしましょう。

  • 食べ過ぎに注意する

     つわりがおさまると食欲が増してきます。バランスのよい食生活を心がけましょう。

  • 定期健診に行く

     赤ちゃんやママの体に異常が起きていないかをみる大切な機会です。妊娠6か月までは、4週間に1回必ず受診しましょう。

  • 「パパママクラス」や「マザークラス」について調べる

     かかりつけの病院やお住まいがある地域で開催されている場所や内容など、かかりつけの病院やお住まいの市町保健センターに問い合わせてみましょう。

  • マタニティ用のウエアや下着を準備する

     妊娠前に比べ体型も変化。洋服や下着も、そろそろ体をやさしくサポートしてくれるマタニティ用に着替えて。