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子どもの成長

ご出産おめでとうございます。妊娠・出産、本当にお疲れ様でした。
赤ちゃんとの新しい生活には、たくさんの「初めて」がいっぱいです。

赤ちゃんの心と体の変化

 個人差はありますが、体もだんだんにふっくらとして、丸みを帯びてきます。
新生児期の赤ちゃんは、目の前30~40cmのところに視線を合わせられる(注視)程度でしたが、生後2週位から目が合うようになるので、目線を合わせて話しかけることは大切です。生後1か月になると、追視といって目で物を追いかけることができるようになります。

抱いて話しかけると、ママやパパの顔をじっと見つめるようになり、ママが顔を動かすとその動きを追って右、左、上、下などに瞳を動かすことができるようになります。でも、まだ追視できる範囲は非常に狭いので、ママは赤ちゃんの視野(顔から30~40cm)の中に顔を寄せてあやしてあげましょうね。

新生児期は、「母乳やミルクを飲んで、寝る」の繰り返しです。おなかがすいた、おむつがぬれて気持ちが悪いなど不快なことがあると、赤ちゃんは泣いて訴えます。赤ちゃんが何で泣いているのかわからずにママやパパは不安や戸惑いを感じるかもしれませんが、赤ちゃんは泣くことで意思表示をしています。おしっこは1日10回前後、うんちは8回程度しますから、おむつかぶれ予防のためにも、小まめにチェックしてあげてください。

赤ちゃんが重い病気にかからないようにするために、赤ちゃんの成長に合わせて予防接種を受けていかなければいけません。予防接種にも「定期接種」と「任意接種」があり、任意接種の予防接種はママやパパが自分で調べて連れて行かないと受けることができません。予防接種にはさまざまな種類があり、予防接種を受けてから一定の期間は受けれないものやある程度の年齢にならないと受けれないものなどがあります。

新生児に受けるワクチンはありませんが、一番早いもので生後2か月から予防接種を受け始めることができます。かかりつけ医を決めて早目に予約をしましょう。

ポイントこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう

  • 赤ちゃんが欲しがるだけ授乳しましょう。

     「母乳でなければいけない」ことのストレスや、疲れていると、母乳の分泌に影響します。母乳が辛く感じるようであれば、ミルクを利用してよいのです。
     生後1か月を過ぎたら授乳の間隔が2時間くらいあくようにリズムを整えましょう。

  • 快適な室温と環境を保ちましょう。

     体温調節中枢が未発達のため、気温と一緒に体温が上下してしまいます。室温や衣類、寝具でこまめに調節してあげましょう。

  • おむつはぬれたらすぐに取り替えましょう。

     寝ている時間が長いので、起きたときや、授乳の前などにオムツを交換しましょう。赤ちゃんは肌が弱いので、オムツかぶれに気をつけましょう。

  • 窒息事故に気をつけましょう。

     寝具は赤ちゃん用を使用しましょう。大人の重たい布団は使用しないようにしましょう。ベビーベッドに物を置かないようにしましょう。

  • 赤ちゃんとたくさん触れ合いましょう。

     よく寝る子は、ベッドの上で一日の大半を過ごすことになります。起きているときは、しっかり抱っこしてお話をしましょう。
     1か月健診を終えたら大人の目が届いているところでうつぶせにしたり、マッサージをして遊びましょう。

  • 命名紙②

    命名紙①

    みかんの花をあしらった、名前への想いも書ける命名紙です。

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  • 命名紙②

    命名紙②

    ふんわりとした色合いの和紙柄です。

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  • 命名紙③

    命名紙③

    赤ちゃんの手形足型も一緒に残せます。

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  • 出産祝い・内祝い名簿

    出産祝い・内祝い名簿

    品物や金額、お届け先なども管理できます。

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    EXEL

  • 成長記録

    成長記録

    授乳や睡眠など日々の様子を記録できます。

    1人用

    2人用

顔の表情がはっきりして、
かわいらしさが増してくる頃です

赤ちゃんの心と体の変化

 身長、体重などの身体発育は、赤ちゃんが順調に発育しているかどうかを判断する手がかりです。母子健康手帳にはこの数値をグラフにした身体発育曲線が掲載されていますから、参考にするといいでしょう。赤ちゃんの発育には個人差が大きいため、その子なりに発育していれば心配のないことが多いのですが、気になる時は健診時に相談しましょう。

赤ちゃんは3原色、なかでも赤い色や白黒のコントラストがはっきりしたものがよく見えますので、ベビーベッドの上に鮮やかな色の玩具やリングなどをつってあげたり、ママやパパが赤い色合いのガラガラを赤ちゃんの顔の上で振って見せたりすると、音への反応と合わせてとても喜ぶようになります。赤ちゃんは、物に触れたり、音を聞いたり、物を見たりの感覚の発達、それに目に見えた物に手を伸ばしたり、音のするほうに顔の向きを変えるなどの運動発達などが少しずつ成長していきますので、たくさん語りかけてコミュニケーションを大切にしましょう。

生後3か月頃から、自分の頭を支えられるようになり、首の動きをコントロールできる赤ちゃんが多くなってきます。これが「首がすわる」ということです。
首がすわってくると、音のするほうや目に入る物のほうへ顔を向けることができるようになると同時に、そばにあるガラガラなどの玩具に手を出し、握って口に入れたりします。

自分の手はそばにある一番の玩具なので、しげしげと眺めたり、こぶしにして口に入れたり、指を吸ったりするようになります。

赤ちゃんが少しずつ手足を思うように動かせるようになると、手が偶然に目の前にきたとき、自分の手を不思議そうに見ていることがあります。これまでは、たまたま口元にあった手や指をなめていましたが、このころから、自分からこぶしや手指をロに運んでなめるようなり自分の手を確認していきます。なめることは、その後の言葉の発達や離乳食の練習につながっています。
また、何か手に持たせてあげると、長い間握っていられるようになります。ただし、思いどおりに動かせないと、ふりまわして自分の顔にぶつけたりすることもあるので注意が必要です。少しずつこういった一人遊びをしていきます。

ポイントこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう

  • おでかけしてみましょう。

     お天気のよい日におでかけしてみましょう。県内には子育て支援センターや子育てひろばや児童館などがあります。おでかけすることは、母子ともによい気分転換になるでしょう。

  • 「抱きぐせ」は悪い?

     赤ちゃんの自立心や自尊心、自制心を育てるには、ママやパパがいつも側にいてくれるという安心感が必要です。赤ちゃんに、自分は愛され大切にされているのだということを伝えるには、抱っこしたりさわったりすることが何より大切です。

  • 予防接種のスケジュールを確認しましょう。

     予防接種にはさまざまな種類があり、予防接種を受けてから一定期間受けれないものやある程度の年齢にならないと受けられないものなどがあります。

  • チャイルドシートに乗せましょう。

     6歳未満の乳幼児を車にのせる場合には、チャイルドシートを装着することが道路交通法で義務付けられています。赤ちゃんが泣くと、運転中にもかかわらずベルトをゆるめたり、チャイルドシートからおろしてしまったりする祖父母もいます。子どもの命を守れるのはチャイルドシートだということを家族で話し合ってしっかり確認しましょう。

  • 3~4か月健診を受けましょう。

     赤ちゃんの発育や栄養状態、先天的な病気や早期発見など、必要な項目をチェックします。赤ちゃんが健康で過ごせるように健診を受けましょう。
     家の中でもよく泣く赤ちゃんは、いつも抱っこでママも疲れてしまします。子育てがしんどいと感じたら相談しましょう。

  • おでかけ&預ける時グッズ

    おでかけ&預ける時グッズ

    預ける時の連絡メモとしても使えます。

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寝返りの時期になり、
動きが活発になります

赤ちゃんの心と体の変化

 ほっぺたはふっくらとして、細かった腕や足にも皮下脂肪がつき、体つき全体がまるまるとしてきます。また、あやすとニッコリ笑って応えるようになるなど表情が豊かになり、かわいらしさが一段と増す時期です。母乳やミルクの飲み方に個人差があります。赤ちゃんが自分の食欲をコントロールできるようになったためです。量が減ることもありますが、それは赤ちゃんなりの適量なので心配はありません。体重の増えが悪くて気になるときには、地域の保健センターなどに相談しましょう。

生後4か月になると、ほとんどの赤ちゃんは首がすわってきます。腹ばいにするとしっかり首を持ち上げ、しばらくその姿勢でいられるようになります。首や手足、背中の筋肉も発達してきて、赤ちゃんのわきの下を支えてひざの上にすわらせても、しっかりしてきます。ひざの上に乗せて、赤ちゃんの胸のあたりを手で支えながら立たせると、喜んで足をピョンピョンさせる子もいます。

視覚や聴覚と手の運動が少しずつ協調できるようになり、音のするほうを向いて、玩具がそばにあると手を伸ばしてつかむといった動きも目立ってきます。

ガラガラを持たせると握り、自分で振れるようになるのもこの頃からです。関心のある物は何でも口に持っていき、なめるようになるので、赤ちゃんの手の届く範囲に口に入れると危ない物がないか注意しましょう。

生後5か月になると寝返りをするようになってきます。体を自由に転がして動ける範囲が広くなることで、周囲に対する関心がますます高まります。寝返りをはじめる時期には個人差があります。たとえば、厚着をする冬は寝返りしにくく、うつ伏せの姿勢を嫌がる赤ちゃんもいるので、焦らずに見守ってあげましょう。

ポイントこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう

  • 体を使った遊びをしましょう。

     ママやパパがあおむけに寝て、おなかの上に乗せたり、体を左右に揺らしたり、高い、高いをしたりして、体全体を使って遊びましょう。

  • 赤ちゃんへの口移しはやめましょう。

     離乳食の時期に、親が食べ物を口に入れてもぐもぐし、そのまま孫にあげて困るという声を聞きます。唾液の中のさまざま細菌から赤ちゃんが病気になってはいけないので、口移しはやめましょう。

  • 転落や誤飲の事故を防ぎましょう。

     ベビーベッドやソファーに寝かせていて、目を離した隙に初めての寝返りに成功して、転落してしまうというパターンが多いようです。赤ちゃんの状況に気を付け未然に事故を防ぎましょう。

  • 水分補給に気をつけましょう。

     夏場は暑さから、冬場は暖房の乾燥と、季節に関係なく一年中水分補給には、配慮しないといけません。親子ともに水分補給をこまめにしましょう。
     イオン飲料を熱がある時だけにして、普段はお茶や白湯を飲ませましょう。

  • 安全な抱っこひもを使用しましょう。

     抱っこひもを選ぶときに大切なことは、ママと赤ちゃんの位置です。赤ちゃんがぶらさがっているようならママの肩が凝ります。赤ちゃんがパラシュートのハーネスに吊られているようなら、数時間そのような格好にさせることになります。試着が可能であれば、装着してから選びましょう。
     よく泣く赤ちゃんは家事をする時などおんぶや抱っこをしていると安心してくれます。上手に抱っこひもを使いましょう。

運動機能の発達が
めざましい時期になってきました。

赤ちゃんの心と体の変化

 首や手足をよく動かせるようになり、力も強くなってきます。6か月になると、ママが赤ちゃんのわきの下を両手で支えたりしなくても、少しの間ならすわれるようになる赤ちゃんもいます。おすわりができるといっても、まだ少しの間ですし、背中が丸まっていたり、両手を体の前の床についたり、横や後ろにコロンと転がってしまうことも多いでしょう。生後7か月になると、いつもそばにいるママやパパと他の人との違いがわかってきます。身近な人の顔を見るとニコッと笑ったり、「アーアー」とか「マーマー」など、うれしそうな声をあげます。見慣れない人が来るとじっと見つめたり、何となく表情が固くなります。これが「人見知り」の始まりです。

生後6か月になると、身長や体重の発育は、乳児期前半の急激な増加に比べると、少しゆるやかになっていきます。体重の1日増加は約10~20gぐらい、身長は1か月に約1cmぐらいとこれまでに比べると成長はみんなゆっくりとなります。

6か月から7か月頃には、数秒間は支えなしでお座りができるようになり、赤ちゃんはこれまでと違った角度で周囲を見渡せるようになります。
それまで平気だった人が抱こうとしても、嫌がってママの体にしがみついたり、離れて住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんに会うと大声で泣き出したりして、人見知りが激しくなることもあります。

しかし、このようにママへの強い愛着を示すのは、赤ちゃんの心に情緒が発達してきた証拠です。社会性が芽生えてきて、自分と自分以外の人、いつもそばにいるママや見慣れた家族とそれ以外の人の違いがわかるようになってきたのです。人見知りは愛着が育っているかの証しです。全く人見知りがない赤ちゃんで心配があるときは、かかりつけ医に相談しましょう。

だんだんとまとまって寝てくれる時間が長くなりますが、夜泣きや寝ぐずりが目立つようになる時期です。夜泣きの原因は乳歯が生えはじめた違和感や、行動範囲が広がって刺激が増えたことなどいろいろ言われますが、まだ詳しくはわかっていません。夜泣きが続いて、ママもパパもしんどい時は、地域の保健センターなどに相談しましょう。

ポイントこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう

  • 転落や誤飲の事故を防ぎましょう。

     ソファーに寝かせていて、目を離した隙に転落してしまったとか電池を飲み込んでしまったという、不注意による事故を防ぎましょう。
     万が一ボタン電池を飲み込んでしまった場合には、一刻も早く病院へ行きましょう。

  • 水分補給に気をつけましょう。

     夏場は暑さから、冬場は暖房の乾燥と、季節に関係なく一年中水分補給には、配慮しないといけません。親子ともに水分補給をこまめにしましょう。

  • できるだけ同じ時間に昼寝の習慣を。

     朝は太陽の光を浴び、夜暗くなったら寝るという生活をしていくことで、生活リズムが整います。夜ふかしをしても、朝は決まった時間に起こしましょう。

  • 離乳食を2回食に進めましょう。

     1日2回、午前と午後に離乳食をあげるようにしましょう。食べる量よりも、丸呑みせずにしっかりモグモグしているかがポイントです。
     丸呑みをする場合は、食材が大きい場合もあるので見直しましょう。

  • 6~7か月健診を受けましょう。

     赤ちゃんの発育や栄養状態、病気などの早期発見など、必要な項目をチェックします。赤ちゃんが健康で過ごせるように健診を受けましょう。

  • 保育園チェック

    保育園チェックリスト

    方針や雰囲気など簡単に比較できます

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情緒が発達してかわいさ倍増なのですが、
後追いも見られる時期です。

赤ちゃんの心と体の変化

 生後8か月になると、ハイハイができるようになる赤ちゃんが増えます。最初はよつんばいの姿勢をとったりバックしたりしますが、しばらくすると前進できるようになっていくので、成長を見守ってあげましょう。おすわりも上手になり、おすわりからハイハイ、つかまり立ちへと自由に姿勢を変えはじめます。ただ、赤ちゃんの頭は重く急にバランスを崩して倒れることもあるので、赤ちゃんが活発な時間帯は大人が近くで付き添ってあげましょう。
 この時期は、目を離すことが危険なために家事をしている間にイスや歩行器を使われる方もいます。赤ちゃんの成長発達のためには、長時間の利用は避けましょう。広いスペースでハイハイしたり、動き回ることで身体の運動機能が育っていきます。

しばらくの間は一人遊びができるようになります。車などの動くおもちゃや音の出るおもちゃ、ボールなど喜んで遊びます。赤ちゃんは繰り返しが好きなので、何度も何度も同じことをしたがったりしますが、赤ちゃんが喜ぶ時はできるだけつきあって、声かけをしながら大人のもの真似をする楽しさを教えてあげましょう。人と人とのコミュニケーションを楽しむ中で、社会性が発達していくということにもつながります。

パパが出勤するときに「バイバイ」と手を振ると、それを真似て「バイバイ」をしたりします。ママが両手を打って「パチパチ」とすると同じようにパチパチしますし、頭を下げて「コンニチワ」をすると、一緒に頭を下げたりします。行動範囲が広がった赤ちゃんは、面白そうなものを見つけると、それに向かっていきます。

自分で確かめようと、いろいろな物に手を出して、失敗することも多くなります。キッチンで調理用具を引っ張り出したり、コンセントに物を入れようとしたり……。洗剤や化粧品、タバコなど、家の中には飲んだりなめたりすると危険な物がいっぱいです。叱っても、赤ちゃんにはまだ理解できません。危険なものやさわられて困るものは、赤ちゃんの手の届かないところへ片づけましょう。困ったいたずらも、赤ちゃんにとっては、楽しい遊びや冒険です。おおらかに構えて、気長につきあいましょう。

ポイントこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう

  • 事故防止対策をしましょう。

     行動範囲が広がると転倒や落下、誤飲、ケガなどの事故が増えます。危ないものは片付けて、転倒や落下のおそれがあるところはベビーゲートを設置しましょう。

  • 食べる意欲を応援しましょう。

     自分で食べる意欲が育ってきます。手づかみ食べをできるような食材や切り方をひと工夫してみましょう。

  • 離乳食が順調なら3回食に進みましょう。

     子ども茶わん一杯分くらい食べていて、丸飲みせず、舌で食べ物をつぶせているようであれば、3回食に進めましょう。

  • 9~10か月健診を受けましょう。

     赤ちゃんの発育や栄養状態、病気などの早期発見など、必要な項目をチェックします。赤ちゃんが健康で過ごせるように健診を受けましょう。

  • 必要ならフォローアップミルクを飲ませましょう。

     牛乳に不足している鉄とビタミンを補給し、牛乳で過剰になるたんぱく質、ミネラルをある程度減量してつくられています。

大人のマネ(模倣)ができて、
コミュニケーションが楽しくなります

赤ちゃんの心と体の変化

 つかまり立ちがしっかりできるようになると、伝い歩きをする赤ちゃんも出てきます。この頃は、ハイハイする赤ちゃん、つかまり立ちをする赤ちゃん、伝い歩きをする赤ちゃんなどさまざまです。昨日できなかったことが今日はできたり、明日はさらに別のことに挑戦するなど、赤ちゃんの発達には目を見張るものがあります。赤ちゃんの言葉はママや周囲の大人とのコミュニケーションによって育てられていきます。多くの赤ちゃんはまだ意味のある言葉は出始めていませんが、大人が考える以上にまわりの大人の動作や言葉をよく理解しています。言葉を聞くことを繰り返すうちに、記憶が発達することと合わせて、物と言葉をつなげて記憶したり、動作と言葉をつなげることができるようになってきます。

目の前のおもちゃに布や箱をかぶせて隠すと、おもちゃがあることを覚えていて、布や箱を取ろうとします。これは、記憶力がついてきたということです。短い記憶だけでなく、少しずつ長く覚えることもできるようになります。たとえば、大好きなおもちゃが置いてあった場所や、冷蔵庫にジュースがあるのを覚えていて、そこまで行って取ろうとしたり、「あ、あ」と言って、取ってとお願いするような様子も見られます。

また、お散歩の途中で経験した楽しいことや怖いことを、眠りが浅くなったときにふと思い出して、目が覚めてしまったり、泣きだすこともあるようです。体をさするなどして安心させるといいですね。
食事の時間や昼寝の回数、夜の睡眠時間など生活リズムができてきます。朝の顔拭き、外出後の手洗い、食後の歯磨き、朝の「おはよう」や就寝前の「おやすみ」のあいさつなどの生活習慣が身に付くように、毎日繰り返し行いましょう。

赤ちゃんはたくさんの刺激を受けてどんどん発達していきます。散歩に出かけた時は花を見て「おはな」や「きれい」と教えたり、食事をするときは、食べ物の名前を教えたり、「おいしいね~」「あまいね~」とお話ししてあげましょう。このような語りかけは赤ちゃんの言葉の発達にとてもいい影響を与えます。将来自立できるようにできることは挑戦させ、できなくても叱らずに、できたらたくさん褒めて、自立の芽をどんどん伸ばしてあげましょう。

パパやママの簡単な指示を理解してやれるようになり、言葉でのコミュニケーションがわかるようになります。たくさん話しかけて、人とのコミュニケーションの楽しさを伝えていきましょう。

ポイントこの時期に大切にしたいことを考えてみましょう

  • トイレトレーニングはいつから?

     個人差がありますが、2歳を過ぎて暖かくなってきた時期に、おしっこの間隔があいてきたことや「チーでた」など言葉がいくつか出ていることなどを理由にスタートされる方は多いようです。早くスタートしても早くオムツが取れるとは限りません。

  • 公園遊びを習慣にしましょう。

     公園で遊んでいる少し大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんを見るだけで刺激になり、自分も同じようにしたいと思います。

  • 手づかみ食べをさせましょう。

     自分で食べる意欲が育ってきます。手づかみ食べをできるような食材や切り方をひと工夫してみましょう。

  • そろそろ靴を用意しましょう。

     家の中で少しずつ歩けるようになって、そろそろ外でも歩かせてみようかなと思った時が初めての靴を買うタイミングです。足にあった靴を選んであげましょう。

  • お昼寝は15時頃までに切り上げましょう。

     夕方までお昼寝をしていると、夜に眠れなくなり、遅くまで起きていることになってしまいます。お昼寝は早めに切り上げて、夜を早く寝かせましょう。