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行政

2022/08/23

新型コロナウイルス感染症に関する「愛媛県BA.5医療危機宣言」の発出について

令和4年8月23日 

県民・事業者の皆様へ

愛媛県知事 中村 時広  

新型コロナウイルス感染症に関する「愛媛県BA.5医療危機宣言」の発出について

 本県では、8月9日、BA.5対策強化宣言を発出し、重症化リスクの高い方を守るため、「保健・医療のひっ迫回避」と「感染回避のための対策強化」について、県民の皆さんに強い呼びかけを行いました。
 しかしながら、お盆明け以降、新規陽性者数は連日3,000人を超えるなど、かつてない規模の感染拡大が続き、いまだピークが見えない状況に変わりはありません。

 また、医療提供体制は、陽性者の急増によって外来・入院ともにひっ迫しており、コロナへの対応だけでなく、医療全体にも支障が生じつつある危機的状況にあります。
8月20日には、県医師会長および愛媛大学医学部附属病院長が記者会見を行い、
 ➢多くの医療スタッフが陽性あるいは濃厚接触者となり、現場のマンパワーが大きく低下していること。
 ➢それに伴い、一般病棟の閉鎖や縮小、手術の延期など、診療の一部制限を余儀なくされる状況が多数発生していること。
 ➢また、発熱外来は混雑が続き、救急を含め医療アクセスに支障が生じていること。
 ➢医療提供体制の維持は限界に近く、ここ1~2週間が山場。県民の皆さんは、危機感を持って、人との接触を避ける行動をお願いしたい。
といった現場の声を届けられました。

こうした状況を踏まえ、8月末を期限としていた「BA.5対策強化宣言」を延長し、行動制限にも踏み込んだ「BA.5医療危機宣言」を発出することとしました。
【期間:令和4年8月23日(火)~9月16日(金)】

県民の皆さんには、県内の深刻な感染状況、そして、医療現場の危機的な状況を強く認識していただき、改めて一人ひとりが感染リスクを避け、重症化リスクの高い方を守るため、医療危機を回避するために必要な行動をとっていただくよう、ご理解とご協力をお願いいたします。

◆感染を減らすための行動変容
 ➢一人ひとりが感染対策を強めて
 ➢人との接触の機会を減らすため自ら行動制限を
 ➢人と会う予定や出かける予定はできるだけ延期を

◆さらなる対策の強化
①会食ルールの強化
 ➢同一テーブル4人以下、テーブル間の移動なし
  概ね2時間以内、認証店を推奨
②イベント対策の徹底・強化
 ➢県が関与する集客イベント等は、ワクチン接種又は陰性の確認など感染対策の徹底を前提とし、規模の縮小や内容を見直し。可能なものは延期や中止
 ➢市町や民間主催の集客イベントも同様の対応を要請
③公共施設(スポーツ・文化活動施設)の貸出条件・管理の強化
 ➢県管理施設の宣言期間中に利用する新規予約の受付停止
    ※感染対策を講じた興行に類するものを除く
 ➢県管理施設の入場制限の徹底。特に混雑時の入場制限の強化
④高齢者への感染を防ぐ対策の強化・徹底
 ➢入所型の高齢者施設に検査キット10万個配布
⑤新みきゃん割の新規予約受付の停止
 ➢9月以降延長になった場合(国が検討中)も9月16日までは新規予約受付を停止

◆保健・医療ひっ迫への理解と協力
①症状に応じた適切な医療受診及び救急車の適正な利用
 ➢基礎疾患がない20代~40代の方は、発熱等の症状があっても、市販薬(解熱剤等)を服用するなど自宅で静養を
②保健・医療の負担を軽減する新たな取り組みの利用
 ➢20~40代で、重症化リスクの低い軽症の方は、
  「陽性者登録センター」(8/26~運用開始)
 ➢自己検査等で陽性となった無症状の方は、
  「自主療養届出システム」
 ➢陽性確定診断を受けた自宅療養中の方は、
  「自宅療養者医療相談センター」
③早期のワクチン接種
 ➢高齢者は、重症化リスクを防ぐため、ワクチンの種類を問わず4回目接種を
 ➢5~11歳のワクチン接種は、日本小児科学会も推奨しており、接種の前向きな検討を

 なお、「愛媛県BA.5医療危機宣言」の詳細等は、別添の資料にまとめておりますので、ぜひご一読ください。また、宣言にかかる説明と医師会長等による記者会見の模様は、次の2次元コードから録画データをご覧いただきますようお願いいたします。

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