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専門家のアドバイス
従来、「成人病」と呼ばれていた〈狭心症〉〈心筋梗塞〉〈脳卒中〉〈糖尿病〉などが年齢に関係なく、生活習慣の積み重ねが原因となって起こるということで、「生活習慣病」に改名されました。
特に近年は、子ども達にも肥満や糖尿病といった症状が増え、「小児生活習慣病」と呼ばれています。小児生活習慣病の危険因子としては、肥満、高脂血症、高コレステロール、高血圧、家族歴、ストレス、運動不足などといわれています。
生活習慣病を予防するには、生涯にわたっての健康な生活習慣をつくることが大切です。
規則的な生活で肥満に気を付けましょう。朝食を抜き、夜食を食べることも太る原因の一つです。 「早寝・早起き・朝ごはん」の習慣づくりを心がけ、朝食をしっかり食べましょう。朝食は、一日のエネルギーを補給する大切な食事です。きちんとした食事で生活にリズムをつけ、行動し、睡眠を十分とって、一日の疲れをとることが大切です。そうした睡眠が成長ホルモンの分泌を促します。
また、食習慣を見直すことも必要です。肥満児の食生活は、ハンバーグ、カレーライスなど動物性脂肪やケーキ、清涼飲料水などの糖分といったエネルギー量の摂取過剰が目立ちます。
まず、食事の栄養摂取バランスに気をつけ、和食・洋食などにかかわらず、何でも食べられる子どもにする、野菜嫌いや魚嫌いなど偏食しないように気を付けましょう。
「小児生活習慣病」ってどんな病気ですか?予防法はありますか?