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相談事例集

  • 健康
  • 乳児(0~2歳)
最終更新日:2024年8月22日
相談者

沐浴の際、耳に水が入りそうで心配ですが、何か方法はありますか?
子どもの耳の手入れはどうしたらいいですか?

専門家のアドバイス

監修聖カタリナ大学 保育学科 准教授仲野 由香利

耳に水が入っても、奥まで入る心配はないため大丈夫です。水が入らないように耳を強く抑える必要はありません。手を離したときに圧力がかかって、鼓膜に影響を与えることもあるからです。お風呂上がりに、耳たぶと耳の入り口だけを綿棒で軽くふいてあげましょう。
耳垢は、たまればコロンと自然に出てきますので、綿棒を赤ちゃんの耳の中まで入れて「お掃除」する必要はありません。

耳の穴には、耳あかを徐々に押し出す働きもありますので、乾いたタイプの耳あかならば、ある程度自然に取れてきますが、あまりに耳あかがたまりすぎると聞こえが悪くなったり、湿疹を誘発したりすることもありますので、数か月に1度程度は耳掃除をしましょう。
よく綿棒で耳あかを奥に押しやってしまう場合があります。ベビー用の細めの綿棒や先のとがっていない耳かきで、室内灯の光の入る範囲で、回りをふき取るように耳あかを取ってみてください。
耳の穴の奥の半分は、痛みを感じやすくなっています。お子さまが痛がるようなら、耳かきを奥まで入れ過ぎていたり、奥に落ち込んだ耳あかが刺激になっていたり、耳の穴に傷がついている可能性もあります。ときに、耳かきの最中に子どもが急に動いて鼓膜を破ってしまうこともあります。痛みが強かったり、耳かきに血がついたりした場合は、診察を受けてください。

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