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専門家のアドバイス
監修聖カタリナ大学 保育学科 准教授仲野 由香利
スポーツをする子どもの食事の基本は、やはり「栄養バランス」です。
成長期の子どもは、スポーツをしている・いないに関係なく、バランスよく栄養をとることが欠かせません。主食・主菜・副菜・乳製品・果物を用意してあげましょう。
そして、スポーツをしている子どもに大切なのが「食事の量」です。スポーツをするとエネルギーと栄養を大量に消費します。運動する分だけ多めに食事を作ってください。
子どもの場合は、スポーツで消費する栄養のほかにも、成長するための栄養も必要です。運動量によっては、かなり多くの栄養が求められることを覚えておきましょう。
スポーツをしている子どものエネルギー必要量の目安
6~7歳:1700kcal
8~11歳:2050~2600kcal
12歳以上:2750~3100kcal
母親の年齢が30~49歳としたら、エネルギー必要量はおよそ2000kcalですから、スポーツをしている子どもにいかにたくさんのエネルギーが必要なのかがわかるでしょう。
当然、1日3回の食事だけでは必要な量を摂取しきれません。そのため、おやつで足りない分の栄養をしっかりと補給することも効果的です。栄養の少ないお菓子ではなく、おにぎりや果物、乳製品などがおすすめです。
十分な栄養をとらせないと、疲労の回復にも影響し、体調を壊す恐れもでてきます。
子どもの運動量や食事の量をきちんと把握して、しっかりと食べさせるようするのがよいでしょう。
子どもがスポーツの部活を始めました。食事で気をつけることはありますか?